施工事例:カラス対策
カラス対策の施策方法は2通りです。
1. カラスの巣を除去する・・・行政の許可が必要(鳥獣保護管理法)
2. 猛禽類(タカ/ワシミミズク等)を飛ばして追い払う(一部の行政では届け出が必要)
あなたをイライラさせるのは、どのカラスですか?
ハシブトカラス
ハシボソカラス


元来は森林などに住む鳥であったが、近年都市化が進んだ日本では都市部においても分布を拡げており、「都会の鳥」としてのイメージが定着した。
何でも食糧にしうるハシブトガラスにとって都市部は食糧が豊かであったこと、止まり木代わりになる構造物が入り組んでいること、また天敵となる猛禽類が住めなくなった事などが相まって、その数は激増するようになった。
気性が荒くなりがちな4-7月の繁殖期においては、時に巣の近くを歩く人間を攻撃(後頭部への蹴り)することもある。成鳥は滅多にトラップにかからない。
ハシブトガラスが森林に生息していたのに対し、本種は人里近くに生息し住み分けてきた。
かつて日本で「カラス」といえば本種を指したが、ハシブトガラスが都市部へ進出したため、「日本のカラス」の座をハシブトガラスに譲ることになった。
実際、都市化にともなってハシブトガラスが個体数を増やしているのに対し、本種は個体数を漸減している。
ミヤマカラス

ミヤマガラスは日本国内においては主に九州で冬鳥として見らる。
最近では西日本から北日本にかけての地域でも見られるようになった。
ミヤマガラスはクチバシの付け根の部分が白く、先は非常に細く尖っている事が特徴のカラス。
細いクチバシを使い、土の中に住むミミズや昆虫の幼虫などをとって餌にする。
また、見かけによらず動きが鈍い事もミヤマガラスの特徴のひとつとなっている。
集合性が強い為、基本的には大きな群れを作って暮らしているので時には数千羽の群れになる事もある。
カラス被害対策の事例をご紹介します。
施工施設:集合住宅敷地内(北九州市)
施工時間:2時間
施工費用:39,800円(税/交通費別)
コメント:こちらの集合住宅では、敷地内の樹木にカラスが巣を作ってしまいました。住民とそばの歩道を通学路にしている小学生や幼稚園児がカラスに威嚇されてお困りでした。
巣の中に卵やヒナがいる場合、行政の許可が必要です。(卵やヒナがいなければ一般ゴミ)
カラスの巣が地表から15mもある為、中が確認できず許可を取りました。(高所作業車/オペ別)
施工施設:建設資材製造工場
施工時間:2時間×2回
施工費用:60,000円(税/交通費別)
コメント:こちらの工場では、カラスがスレート屋根に石を落とし、穴を開ける被害を受けておられました。飛来するカラスの数から、かなりの期間を要すると予想しておりました。が、たった2回でほとんど来なくなりました!! 施主様にも大変喜んでいただき、銀(ハリスホーク)も嬉しそうです。
施工施設:集合住宅(マンション)
施工時間:2時間×10回
施工費用:298,000円(税/交通費別)
コメント:こちらのマンションでは、カラスが住民を威嚇する被害が出ていました。直ぐ近くの雑木林に営巣しているようでかなりの数のカラスが生息していました。費用は掛かりましたが、これで園児や小学生・おじいちゃん おばあちゃんが安心して出歩くことが出来るようになりました。週に2回で5週間も通ったので、こちらではたくさんの方が銀のお友達になってくださいました。
施工施設:市街地(JR博多駅周辺)
施工時間:1時間(月に2回)
施工費用:0円(ボランティア)
コメント:JR博多駅周辺では、カラスが通行人を威嚇する苦情が年間30件近く寄せられています。周囲の街路樹に営巣しており、7~8個の巣を発見しました。カラスの子育て中に、巣に気付かず通行すると、「ヒナが襲われる」と勘違いしたカラスが威嚇してきます。鷹をカラスに見せることで、「ここは危険な場所」だとカラスに認識させます。カラスに巣を作らせないために、鷹のパトロールを継続していきます。
施工施設:建設資材製造工場
施工時間:1時間
施工費用:0円(テスト)
コメント:定期的に鷹(ハリスホーク)を飛ばし、カラスの追い払いをしている現場です。
徐々に被害は減ってはいますが、「劇的に」とは言えません。 そこで今回は、鷹の替わりにワシミミズクを使ったテストを行いました。
効き目は「かなり」といっていいでしょう。